8年間、コールセンターで働いていました。
実際、色々な意味で働いてよかったと思っています!
もちろんコールセンターの仕事には向き不向きがあるし、すぐに辞めてしまう人も沢山いました。
でもそんな事、どの仕事にも言える事ですよね?
今回は「コールセンターはやめとけ」と言われる理由を解説します。
噂に反する経験者談も入れているので、総合的に判断してもらえると嬉しいです。
こんな方におすすめ
- コールセンターの仕事に興味がある
- 「やめとけ」と言われる理由が知りたい
- 本当に「やめとけ」なのか知りたい
- 経験者談を聞きたい
コールセンターの種類
コールセンターの種類は大きく2つに分けられます。
種類によって業務内容が全く異なるので、コールセンターで働く可能性がある場合は必ず覚えておきましょう!
インバウンド(受電業務)
インバウンドはお客様からかかってきた電話に対応する仕事です。
インバウンドは更に3つの種類に分けられます。
業務内容 | |
テレフォンオペレーター | ・商品、サービスの案内
・各種変更、受付 ・クレーム対応 |
カスタマーサポート | ・商品、サービスに関する問い合わせ
・修理や交換の問い合わせ、受付 ・使用方法の案内 |
テクニカルサポート | ・システムトラブルの対応
・使用方法、操作方法の案内 ・故障、修理の相談・受付 |
中には、不満があってクレームを言ってくるお客様もいます…
クレームがゼロのコールセンターは残念ながらないです。
実際、私が働いていたクレジットカードのコールセンターは毎日1件程度のクレームがありました。
コールセンターによって差が激しいという事ですね。
アウトバウンド(発信業務)
アウトバウンドはお客様に電話をかける仕事です。
アウトバウンドには2種類あります。
業務内容 | |
テレフォンアポインター
(テレアポ) |
・商品やサービスの紹介
・ノルマがあることがほとんど ・顧客リストを元に何百件と架電 |
テレマーケティング | ・商品、サービスの満足度調査
・サービスの利用状況の確認 ・追加サービスのセールス |
テレアポは飛び込み営業と同じで、スグに電話を切られてしまったり、「しつこい!」と怒鳴られてしまったり精神的にキツイ仕事。
1日に何百件と架電するため、効率的に案内出来るよう考え抜かれたトークスクリプト(台本)通りに案内します。
テレマーケティングは、テレアポとは違い既にサービスを利用しているお客様が対象なので、「対応してくれやすい」というのが特徴です。
「コールセンターはやめとけ」の理由
「やめとけ」と言われる理由がいくつかあるので見てみましょう!
①イメージが悪い
ドラマなどで、
①今まで順風満帆だったにも関わらず
②仕事で失敗してしまい
③お客様センターに飛ばされ(薄暗い部屋で根暗な人達…)
④クレーム対応に追われ
⑤病む
みたいなあらすじ見た事ありませんか?
また、「毎日座って電話をしているだけの仕事」と、軽く見られがちな部分もあります。
②ストレス
コールセンターによっては「少人数かつ閉鎖的空間で、7・8時間電話に追われる」、という場合があります。
こういった場合はストレスが溜まりやすいです。
常に忙しく、電話に追われる日が続きました。
知らず知らずのうちにストレスが溜まっていたようで、ある日突発性難聴になってしまったんです。
これ以上続けるのは無理だと判断し、きっぱり辞めました。(30代女性)
③クレーム
コールセンターで働く限り、避けては通れないってこと。
ただ、選ぶコールセンターによって、クレームの多い少ないがあります。
④将来性がない
頑張っても評価されにくく、ほとんど上がらない給料、
毎日同じような内容の電話対応の繰り返し、
自分が成長できているのかもわからない…
コールセンターで働いた事がない人や、優良ではないコールセンターで働いていた人にとってはそんなイメージがあるかも知れません。
⑤閉鎖的空間で人間関係がキツそう
コールセンターは女性が多く、人間関係がキツそうと思われる事が多いです。
自分より後に入社したのに成績が良いとイジメられたり、嫌がらせをされたり…
という想像ができてしまいます。
実際働いてみたら「やめとけ」ではなかった理由
実際に8年間働いていましたが、上記の「コールセンターはやめとけ」と言われる理由とはかけ離れたものでした。
①悪いイメージとは全くかけ離れていた
私は派遣社員として、大手クレジットカードのコールセンターに入社しました。
派遣会社に登録後、時給が高い事と、大手の会社だという所に惹かれ、面接を兼ねた会社見学に行ったんです。
会社見学に行ってびっくり!
オフィスが素敵すぎ!
アパレル関係の職場かと思う程、全てがオシャレでした。
食堂や休憩室ではキラキラOL女子達がリラックス!
デスクを自分仕様に飾って、ご機嫌で電話対応しています。
とはいえ、そんなオシャレ女子の技とは思えぬ程の、電話しながらの爆速タイピング!笑
実際のコールセンターは、ドラマの悪いイメージとはかけ離れたものですよ。
②いい職場を選べばストレスほとんどなし
まず、アウトバウンドはやめておいた方が無難です。
時給が割高ですが、ノルマがあったり、お客様にも鬱陶しがられるのでストレスが多い事は間違いないです。
また、小さな会社で、必要に迫られて無理やり少人数のコールセンターが設置されたような職場もダメ。
お客様の質が悪い場合もあるし、マニュアルやクレーム対応の手順などがしっかり用意されていない場合があります。
経験談
実際、充実した研修制度があって、マニュアル、トークスクリプト(台本)なども完璧に用意されていました。
研修後には自分のデスクが割り当てられ、少しづつ電話に慣れていきます。
わからない事があればSV(スーパーバイザー)に聞けばいいです。
電話がない時間は隣の人をお喋りをしてもOK。
繁忙期は1日中電話に出ている日もありますが、それが毎日ではないので全然乗り越えられます!
③クレームは必ずあるが、自分で解決しなくてOK
何度も言いますが、クレームがゼロのコールセンターはないです。
インバウンドでは、テクニカルサービスを選べばクレームは少なく済みます。
その他のインバウンドでも、コールセンターによってクレームの多い少ないはあります。
でも派遣会社や転職サイトで選んだようなきちんとしたコールセンターなら、クレーム対応の手順がしっかりと用意されているので安心してください。
クレーマーに無理な事を言われても、いちオペレーターが判断できないし、イレギュラーな対応もできません。
上司が電話を代わってくれるので大丈夫。
ただ、嫌な事を言われても寝れば忘れられるような、気持ち切り換えが出来る人でないと厳しいかも知れません。
④将来性はある
コールセンターの仕事は「言葉使いが多少うまくなるだけで、その先に何もないんじゃ?」と思われがちです。
毎回違うお客様からの電話に対応する事で、話を順序立てて説明する能力も付くし、タイピングも知らず知らずのうちに超早くなります!
聞かれた事を瞬時に調べる為に、資料を整理する技術も身に付きます。
入れ替わりが激しいコールセンターですが、長く続けて評価されると正社員になったり昇格したり…
という可能性も出てきます。
経験談
同期はコールセンター3年目で正社員登用の試験を受け、見事合格。
その後、コールセンターのSVとして1年間勤務。
今ではクレジットカードの営業部での事務を任されています。
⑤人間関係はドライ
コールセンターでの人間関係はドライです。
【時給が良くて、無資格で出来る】という事から、短期で働きに来ている人も多いです。
また、しっかりと勤務時間が決まっているので、その後の予定が立てやすいんです。
また、この仕事は自分が万一失敗しても、同僚に迷惑をかける事がほぼないんです。
だからギスギスしたりする事が皆無。
自分が求めなければ、出社してから就業まで一切人と話さない事も可能なほど。
「コールセンターはやめとけ」ではない!
今回は「コールセンターはやめとけ」と言われる理由と、それに反する経験談をご紹介しました!
コールセンターでの仕事は向き不向きがありますが、興味があるのに「やめとけ」という噂だけで判断するのはもったいないです。
時給がよく勤務時間が決まっているので腰掛けでもいいですし、
同僚のように大手会社のコールセンターで上を目指すのもいいですよね。
言葉遣いや基本的な社会人マナーを学ぶのにも最適だと思いますし、経験は次の仕事にも生かせます。
あなたの目標は何ですか?
目標に近づくためにコールセンターの仕事をしてみるのもいいかも知れません。
ぜひ、参考にしてみて下さいね。
お読みいただきありがとうございました。
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